今話題の「行動経済学」を具体的なエピソードと共に学べる本だった。
経済の話の時には人は抽象化されて心理的な要素は排除されて論じられることが多いのかと思う。
しかし、行動経済学では人間が不合理と考えられる行動をとる時、人を完全に合理的な存在でなく、感情のある人間としてどのように考えてお金を使っているのかを説明していた。
価格の相対化や心の会計項目、公平性などは個人で何かお金を使う時でなく企業が価格に関する決定する時にも知っておくべき内容だと思う。
合理的に考えれば同じかむしろ得なのに消費者の反発を得る背景はこの本の内容で説明できるのだと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年11月20日
- 読了日 : 2020年11月20日
- 本棚登録日 : 2020年11月20日
みんなの感想をみる