正体不明の「スズキタゴサク」vs.警察。爆弾解除をめぐる頭脳&心理戦が始まる!
謎の中年男、自称「スズキタゴサク」。
取調室という<密室>で彼と対峙する警察は、東京に仕掛けられた爆弾を見つけ、人々の命を守れるのか?
爆弾魔の謎と警察内部の人間ドラマが絡み合う、重厚なサスペンス&エンタテインメント。
際立つ人物造形、繊細な心理描写に「これ全員、呉勝浩さんの中から生まれてきたんだよな・・・」と感嘆する。
彼らはみな人間臭い魅力を持ち、スズキですら やがてアンチヒーローの暗い輝きを放つ。『ダークナイト』のジョーカーのような。
スリリングで、中だるみも無駄も一切ない、あっという間の400ページ。端的にめちゃくちゃ面白い。
しかし・・・事件の全貌が判明してもカタルシスはなく、複雑な感情と、重い余韻が残った。。
その理由は、ぜひ読んでいただければと思います。間違いなく傑作でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月31日
- 読了日 : 2024年1月31日
- 本棚登録日 : 2024年1月31日
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コメント 7件
ゆーき本さんのコメント
2024/01/31
Tomoyukiさんのコメント
2024/02/01
ゆーき本さんのコメント
2024/02/01
Tomoyukiさんのコメント
2024/02/01
ゆーき本さんのコメント
2024/02/01
kaonioさんのコメント
2024/02/24
Tomoyukiさんのコメント
2024/02/25