誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち

  • 早川書房 (2016年9月21日発売)
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感想 : 57
5

めちゃくちゃ面白かった!

1990年代〜2000年代
・mp3規格の開発と苦難 (1996)
・ネット環境の向上。デジタル化の萌芽
・mp3プレイヤーの開発
・窃盗行為による海賊版の横行。フィジカルな海賊版から、組織的な音楽海賊団の手でネットの海へ。
・ナップスター(P2P)の革新と退場
・シェアの非アンダーグラウンド化(民主化)
・ビットトレント登場
・iTunes、iPod登場
・業界構造の根本的変化。著作権、広告収入
・2011 史上初、録音音楽とライブの売り上げ逆転
・2012 デジタル音楽売り上げがCDを上回る(北米)
・2013 ストリーミング収入が初の10億ドル超え


テクノロジーと卓越したビジネス眼、人間の欲と犯罪が、世界を前に進ませる。
mp3開発チームが正当な対価を得られていて良かった。
最強の音楽エグゼクティブ ダグ・モリスとJay-Zのコイントス。ジジイになってもクールなモリスに痺れた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年9月13日
読了日 : 2023年9月17日
本棚登録日 : 2023年9月10日

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