数学文章作法 推敲編 (ちくま学芸文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2014年12月12日発売)
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感想 : 36
5

基礎編と同様に著者の主張する「読者のことを考える」という言葉に全てが集約される。
そして、この本自体が「数学文章作法」のテクニックが詰まった書籍であることで、
二重に得るものがある。

基礎編では書くことに主眼を置いていましたが、
推敲編では書きなおすことに主眼を置いています。

筆者がプログラミングが得意、ということもありその文章内容はどことなく

・リファクタリング
・保守性、可読性の高いプログラム

を連想させます。

例えば

・長い文章を短くする
・語句の吟味
・専門用語
・著者の帽子、読者の帽子
・レビュー



・長いメソッドを短いメソッドに分割する
・命名重要
・ユビキタス言語
・実装の帽子、リファクタリングの帽子
・コードレビュー

のように連想できます。

上記のように本書の説明が一番響きやすい層は
ソフトウェア開発者なのかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文章
感想投稿日 : 2015年4月13日
読了日 : 2015年4月13日
本棚登録日 : 2015年4月1日

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