詩とことば (ことばのために)

著者 :
  • 岩波書店 (2004年12月16日発売)
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感想 : 11

#ざっくりすぎる現代詩の構造抽出に大笑い。「こんなことがある(起)/そして、こんなこともある(承)/あんなこともある!(転)/そんな ことなのか(結)」 あと荒川さんの朗読ぎらいの理由が、やっとわかりました。

#ほか覚え書き。/詩は行分け。行分けには作者の呼吸が出るので、他の人はその呼吸に合わせづらい/でも詩には、その順序で知覚した人が一人はいる(散文にはいなくてもよい)/詩人の年譜のそっけなさ/作者の側に立って詩を読んでみるのも(石原吉郎との架空問答)/読まれないことは、わかっている。そのうえで、考える。

(2009/06/11)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年8月22日
読了日 : 2009年6月11日
本棚登録日 : 2015年8月22日

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