前作は、初めてのマインクラフト、という感じだったが、今作はマイクラをやり慣れた人向けの小説だった。
お陰で「エンダーマン」など敵の姿の描写があまり無いので、プレイしていないとわかりづらいと思う。
でも、小説としては面白い。
事故で大怪我をした主人公がVRで脳波で操作するマインクラフト。マイクラをプレイするのは健康な子ばかりじゃない。病院で動けない子もゲームはできるんだ、と思い出させてくれる。実用化はまだ難しいと思うけど、動けない時はうれしいだろうなぁ。
そしてロニーの謎。
主人公がなかなか向き合えない問題なのだけど、友達もそして読者も、だんだん薄々わかってくる。けれどみんな、彼女が自分で決めるまで、一緒にいながら辛抱強く待っている。
イライラもするけど、友達がいるっていいな、と思わせてくれる話だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年3月23日
- 読了日 : 2020年3月23日
- 本棚登録日 : 2020年3月23日
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