幼い我が子達を捨て、自らナチス親衛隊に進んで入隊した女性を母に持つ作家の実話。
アウシュビッツ収容所やその他の収容所の史実を織り込みながら、老人ホームで暮らす年老いた母親を訪ねて行き、対面し、会話し、互いを探りあいながらも母に期待をし、そしてついには心通い合うことが出来なかった。
「黙って行かせて」というタイトルが辛く、どんよりと重い内容だったが著者の心の葛藤が強力に伝わってきた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ・その他
- 感想投稿日 : 2012年8月24日
- 読了日 : 2006年8月
- 本棚登録日 : 2012年8月24日
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