和菓子のアン (光文社文庫 さ 24-3)

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  • 光文社 (2012年10月11日発売)
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H30.3.23 読了。

・東京百貨店のデパ地下にある和菓子舗・みつ屋でアルバイトで働き始めた主人公の梅本杏子(通称アンちゃん)。みつ屋の個性的な仲間たち、いろいろな想いで店を訪れるお客様、デパ地下で働く様々な店員たち。アンちゃんの魅力や成長していく姿が見れて面白いし、ほのぼのとした雰囲気が伝わってきて読んでいてその世界観が心地よい。和菓子の知識を垣間見れて、和菓子を見直したくなりますよ。

・「洋菓子と和菓子の違いを思い出したから、言っておくわ。それは、とても単純なこと。この国の歴史よ。この国の気候や湿度に合わせ、この国で採れる物を使い、この国の人びとの冠婚葬祭を彩る。それが和菓子の役目。」
・「そもそも和菓子の世界は、見立てやメッセージに満ちている。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 作家名
感想投稿日 : 2018年3月23日
読了日 : 2018年3月23日
本棚登録日 : 2018年2月23日

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