ひと

著者 :
  • 祥伝社 (2018年4月11日発売)
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本棚登録 : 5556
感想 : 657
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R3.3.27 読了。

 読後は「聖輔、がんばれ!!」って大声で声援をしたくなる。読み始めてすぐにこの世界観に引き込まれて、一気読みしてしまった。
 主人公の20歳の聖輔が両親を亡くし、失恋し、大学を中退して途方に暮れているところから物語は始まる。だけど、このお話は決して暗くならない。そこが良い。    
 また、お金は無くとも恋愛して良いとか頼っていいと言っている人に頼るのも大事だとかなどは、心にグッときた。自分で人生の幅を狭める必要はないんだ、世間体とか考えすぎなくていいんだと教えてもらった。本当に良い話だった。読み終えるのが名残惜しい。田野倉のアツアツの揚げたてコロッケが食べたーい。

 小野寺史宜さんの別の本も読んでみたい。
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 作家名
感想投稿日 : 2021年3月27日
読了日 : 2021年3月27日
本棚登録日 : 2021年2月20日

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コメント 1件

虎徹さんのコメント
2023/03/21

この作品を読んでからというもの、コロッケを食べる時は田野倉のものだと思い込んで食べてます(笑)

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