エースをねらえ 4 (中公文庫 コミック版 や 1-4)

著者 :
  • 中央公論新社 (1994年11月1日発売)
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宗方は、ひろみの藤堂に対する熱い想いを知り、テニスへの影響を恐れて『出来ればわすれろ。女であることを超えろ』と厳しく戒める。
世界を制するための全日本ジュニアチームの正式メンバーを目指す、ひろみ・お蝶夫人・お蘭・藤堂・尾崎らは第2次の選抜試合へと進んでゆく…。

全日本ジュニア選抜、最終選考がはじまった!
4試合のうち、ひろみの対戦相手の3人は緑川蘭子、竜崎麗香(お蝶夫人)、宝力冴子!
鬼ドローだ!

ひろみはお蘭とお蝶夫人に敗れて2勝に終わってしまったが、魂のこもったプレーが協会理事の目にとまり、みごと“全日本ジュニア・チーム”に選ばれた!
オーストラリアのジュニア選手、エディとアンジーが視察に来て、いよいよめざすは世界!

「タイブレーカー」は当時とりいれられたばかりの方法だったらしく、ベスト・オブ・9ポイントで先に5ポイントをとったほうが勝ちになったようだ(でもこの方法だと先にサーブを打った方が有利じゃないか?)。
試合に勝ったとき、「ありがとう ざんねんでした」と言って相手に手をさし出すひろみのマナーのよさに感心した。

「ここまでだと思ったときもう1歩ねばれ
それで勝てないような訓練はしてない」
「ばか!
ろくでもないフォームでいい球が打てるか
そんな考えかたをするからみんな上達しないんだ
どのスポーツも高度な技は高度な美をともなうものだ!」
(宗方コーチ)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年6月21日
読了日 : 2020年6月21日
本棚登録日 : 2020年6月21日

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