35年ぶりに読んだ。ノスタルジー、W3やCB400フォアが現役の頃を描いているので時代はあと5年から10年は遡る。オートバイが主役になり得た片岡さんの小説を疑似体験したくてよく愛車を駆って旅に出ていたことを思い出した。当時、片岡義男氏の文庫本は角川出版社から赤の背表紙で本屋に並び、装丁は小説の一部を切り取ったような写真で構成されていてデザインも時代と切り離されてとてもモダンなものであった。なんだか新しい時代が提示されている感じが文字の間からビンビン伝わってきた。今読んでも一向に昔の感じがせず、やはり時代とは隔絶した小説だったと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年3月8日
- 読了日 : 2018年3月8日
- 本棚登録日 : 2018年3月8日
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