大包囲網 上 (講談社文庫 く 22-5)

  • 講談社 (1992年12月1日発売)
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本棚登録 : 34
感想 : 2
3

S.クーンツのシリーズであるが、ちょっと異なる趣きとなっている。それは、本作品が軍事というより国内問題にテーマを求めているからであり、軍人である主人公が何故かその解決にあたり奮闘するところにある。ストーリーは、アメリカの病巣である麻薬シンジケートが腕利きのスナイパーにより、大統領を含む政府の要人を次々に暗殺する。無政府状態直前のなかでシンジケートとのギリギリの攻防戦が描かれるというものであるが、さすがストーリーテラーのS.クーンツは、この違和感などものともせず物語を前進させる。あっぱれである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 軍事スリラー
感想投稿日 : 2013年3月31日
読了日 : 2013年1月31日
本棚登録日 : 2013年3月31日

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