考える脳 考えるコンピューター

  • ランダムハウス講談社 (2005年3月24日発売)
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バックプロパゲーションとは異なる「記憶による予測の枠組み」
・私とは・・・過去の体験を通じて得られた記憶と、その記憶によって作られた現実認識のためのモデルの集合。
・意識とは・・・脳が現実に先んじて見せている「早出しの記憶」。
・心とは・・・脳が脳自身の活動をうまくモデル化できないが故に、思考が肉体とは独立して存在しているように感じてしまう錯覚。
・魂とは・・・従って脳と独立した魂というものは存在しない。脳が死ねば心は無くなる。
・神とは・・・人は常に自分の中で作られたモデルでしか想像できない。従って宇宙を創造したことの無い人間が神を想像することは不可能である。すなわち(仮に存在しても)、絶対に知ることのできない存在である。
・善とは・・・生物として生存するにあたり、その時点で最適なモデルの事。
・哲学とは・・・ちょっと考えきれて無くて難しいのだが、モデルを作る過程をさらにモデル化する方法について考える、メタロジカルなプロセス、かもしれない。

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感想投稿日 : 2014年8月10日
読了日 : 2014年8月10日
本棚登録日 : 2014年8月10日

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