(上巻からの続き)
今この瞬間、三ツ星評価から四ツ星へと変わった。それはこの本の題名の真の意味が解ったからだ。
凄い!
久々のカタルシスである。
しかも本書が口述テープの体裁を採った理由もはっきりと解った。今にして思えば、こういう体裁を採る事が最も本書に相応しいのだ。
これは主人公がプライドを捨てているからこそ可能なことなのだろう。しかし悔しい事に、その内容を十分堪能するほどには、自分は成熟していない。何年か経て、再び本書を手に取るべきだろう。
最後の一行、「世の中には被害者しか存在しないのだ」これが本書の全てを語っている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ&エンタテインメント(海外)
- 感想投稿日 : 2019年3月16日
- 読了日 : 2019年3月16日
- 本棚登録日 : 2019年3月16日
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