”散文詩風な小説”とあるように、詩人である萩原朔太郎が残した数少ない小説のひとつです。
一人の詩人が迷い込んだ猫だらけの「猫町」 薬物に侵された詩人の妄想か、それとも現実なのか。読んでいると、作者の不安がこちらにまでなだれ込んでくるようで、少し怖くなります。
でも気になってページをめくってしまう、不思議な魅力がこの本にはあります。
また、版画家の金井田英津子さんの装幀・装画が素晴らしいです。
手元に置いておきたくなる一冊です。
図書館スタッフ(学園前):トゥーティッキ
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帝塚山大学図書館OPAC
https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/707950
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
図書館おすすめ本 2018
- 感想投稿日 : 2019年10月31日
- 読了日 : 2019年3月24日
- 本棚登録日 : 2019年10月31日
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