日本中全ての桜の8割がソメイヨシノで、それらは皆同じ遺伝子を持つクローンだとは初めて知った。一斉にわっと咲きパッと散る桜に、古来からの日本人性を重ねがちだが、このクローン桜が広まったのは、この100年程度、しかも人為的な仕業という。こうした事実と裏腹に日本人の複雑な「桜」
観が形成されてきた理由が本書のテーマで、多くの文献を引用しながら、この問いに答えを探している。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書 人文系
- 感想投稿日 : 2015年2月27日
- 読了日 : 2015年2月27日
- 本棚登録日 : 2015年2月12日
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