恋にも仕事にも 目的を見出せなくなった 明里が 引っ越してきたのは 寂れた商店街の美容院。シャッター商店街になりつつあるなか 向かいには 時計屋さんが。看板に 「思い出の時 修理します」 。 店主は 物腰柔らかな青年。この青年と、神社の男の子とが、主要キャラの 短編集ですね。たくさん傷つき、自分に自信がもてない、これからのこともなにも描けない明里が、時計屋さんとの関わりで、癒されていくのです。ちょっと不思議な時計にまつわる出来事に、一緒に関わっていくうちに、明里は、時計屋さんに・・・ 自分のことに踏み込ませない壁を持ってるので、時計屋さんにも踏み込めない・・・ そんな すれ違いが 切ないです。穏やかな生活の中で、2人が、すこしづつ、心を通わせる、そんなお話でした。
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- 感想投稿日 : 2019年2月7日
- 読了日 : 2016年10月30日
- 本棚登録日 : 2019年2月7日
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