青春時代のさくらももこのエッセイ。いつもながら非常にクオリティが高い。特に学生時代のすごし方や、マンガを描き投稿しデビューまでのいきさつが、非常に瑞々しく描かれている。
特にあとがきにある、
「毎日、人の数だけ違うことが起こっている。同じ日なんて無い。一瞬も無い。自分に起こることをよく観察し、面白がったり考え込んだりすることこそ、人生の醍醐味だと思う」という一文がとても象徴的であり、さくらももこさんの作品に共通する、共感ポイントだと思う。
また作品を読むときにかならず、買う本屋や、そのそばにある木のこと。
参加はしないが、後片付けはする、という物理部での文化祭エピソードなど。
安心のクオリティ、まだ読めてない作品があることを幸せに思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2014年10月12日
- 読了日 : 2014年10月12日
- 本棚登録日 : 2014年10月12日
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