書店主フィクリーのものがたり (ハヤカワepi文庫 セ 1-1)

  • 早川書房 (2017年12月6日発売)
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本棚登録 : 1278
感想 : 115
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小説の分野でいろんな賞がある中、この作品が全国の書店員がいちばん売りたい本として「本屋大賞」を受賞した、というのはとても大きな意味を持っているように感じます。

本を書く人、売る人、作る人、読む人…本を取り巻くあらゆる人や物事を、丸ごと物語として形にしたような「本好き讃歌」といえる作品だな、と。

個人的には、全く本を読まない人間だった警察署長のランビアーズが、主人公のA・Jの影響で読書に目覚めてからの以下のセリフに共感を覚えました。

「おれは、本のことを話すのが好きな人間と本について話すのが好きだ。おれは紙が好きだ。紙の感触が好きだ、ズボンの尻ポケットに入ってる本の感触が好きだ。新しい本の匂いも好きなんだ」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月7日
読了日 : 2023年1月7日
本棚登録日 : 2022年12月31日

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