あとがきまで含めると476ページ。本としては厚い部類に入るのでしょう。
通勤中などに読もうと持ち運ぶには、ちょっと気合いが必要かも知れません。
それでも、
本書は電子版でなく、ぜひ本の形で手に取って読むことをお勧めしたいと思います。
この本を手に取り、その質感や重さも感じながら読み終わるまで没入すること。本書の表現を借りるなら、それは他には変え難い、本を読むことでしか得られない体験でした。
望む望まないに関わらず「無駄な労力をかけずに、素早く情報を入手することが素晴らしい」という価値観に晒されてしまう世の中において「本という形で文章を読む」ということの意味を改めて教えられました。
ただの文章本としてだけでなく、仕事や人生、自分を取り巻くあらゆるものに対する見方や価値観にも影響を与えてくれる一冊です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年5月1日
- 読了日 : 2021年5月1日
- 本棚登録日 : 2021年4月8日
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