きのう直木賞が発表されましたが(朝井リョウくんすごいなー)、ちょうど1年前の受賞作です。
家譜編纂をして切腹までの余命を過ごす秋谷と、彼を見張り死を見届けるよう命じられた庄三郎の交流を軸に、村の人たち、藩のお役人たちをめぐるミステリー要素もあって、淡々と赴きある文章ながら飽きずにおもしろく読めました。
そういう時代だったといえばそれまでなのかもしれないけど、家族それぞれの生き方が潔くかっこいい。
松吟尼や織江のラストのとこ切ない。
武士の生き様やら男意気を描いていても、も少し女性の思いも書いて欲しかったな。
読書状況:読み終わった
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●は~ほの作家
- 感想投稿日 : 2013年1月17日
- 読了日 : 2013年1月17日
- 本棚登録日 : 2012年12月4日
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