蜩ノ記

著者 :
  • 祥伝社 (2011年10月26日発売)
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感想 : 436
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きのう直木賞が発表されましたが(朝井リョウくんすごいなー)、ちょうど1年前の受賞作です。

家譜編纂をして切腹までの余命を過ごす秋谷と、彼を見張り死を見届けるよう命じられた庄三郎の交流を軸に、村の人たち、藩のお役人たちをめぐるミステリー要素もあって、淡々と赴きある文章ながら飽きずにおもしろく読めました。
そういう時代だったといえばそれまでなのかもしれないけど、家族それぞれの生き方が潔くかっこいい。

松吟尼や織江のラストのとこ切ない。
武士の生き様やら男意気を描いていても、も少し女性の思いも書いて欲しかったな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ●は~ほの作家
感想投稿日 : 2013年1月17日
読了日 : 2013年1月17日
本棚登録日 : 2012年12月4日

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