「人々は、もはや、書きとめておかなければ、何一つ憶えることが出来ない。文字が普及して、人々の頭は、もはや、働かなくなったのである。」
「武の国アッシリヤは、今や、見えざる文字の精霊のために、全く蝕まれてしまった。」
書物による圧死という最期といい、このはなしは考えれば考えるほど深みにはまって、まさに文字の精霊の思うつぼ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学・古典
- 感想投稿日 : 2020年5月9日
- 読了日 : 2020年5月9日
- 本棚登録日 : 2020年5月9日
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