「せめてひとめだけ」
死ぬ前に一度だけ見たかった景色。
親しい人達と長年見ていたからこそ、この世で見る最後の景色にしたくなったのかもしれないな。
「ぼくのふるさと」
久しぶりの帰省途中に出会ったのは。
長年付き添った連れの死は悲しいかもしれないが、安らかに逝かれた場合その死を受け入れやすのかもしれないな。
「そらをおよぐ」
長い間迷子になっていた鯉のぼり。
子供の頃であろうと自分の作った物が無くなってしまった時の悲しみは心のどこかで行き続けているんだろうな。
「せおったもの」
不安な日々につけ込んできた者。
頭で理解しきれない状況に出会った時、それに詳しい者がいたら嘘ぽい話であろうと縋ってしまうのかもしれないな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
蒼月海里
- 感想投稿日 : 2019年1月12日
- 読了日 : 2019年1月12日
- 本棚登録日 : 2019年1月12日
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