絶対城先輩の妖怪学講座 四 (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年6月25日発売)
3.94
  • (16)
  • (32)
  • (15)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 296
感想 : 23

「憑きもの」
特定の家系において祀られ、使役される妖怪の総称。
特殊な技術や体質を有した術者によって使役される、小型の妖怪の総称。
実際に彼の力を見たが、それ以外の知識の浅さや指摘されたものに対する反応が少し気になるな…。

「ナメラ筋」
四国や中国地方に伝わる、神霊や妖怪の通り道のこと。
『ナメラ』の語源については諸説あるが、一般的には蛇を示す方言だとされている。
公にできない事を、妖怪のせいにし子供に伝える事は何気に多いのかもしれないな。

「一つ目小僧」
関東を中心に、本州のほぼ全域に伝わる。
「黙っていよ」と言い消える以上の要素は無く、正確な由来は未だ解明されていない。
常に一緒にいるのが当たり前だったせいで、二人の出会いの話は今覚えば一度も聞いたことがなかったな。

「泥田坊」
妖怪絵本「今昔百鬼拾遺」に、泥田から上半身を突き出した痩身の男性の姿で描かれている妖怪。
夜な夜な田から現れ『田を返せ、田を返せ』と恨み言を述べるとされている。
実際に目の前であの光景を目の当たりにしたら、いくら知り合いに助けられても冷静でいれる気がしないな…。

「ガイラゴ」
山形県などに伝わる正体不明の妖怪。
カエルやナメクジなどに例えられる、正体不明の巨大妖怪。
いくらなんでも、あそこまで派手な事をやってしまったら誤魔化すのも大変だろうな…。

「宝船」
米俵や財宝とともに七福神が乗った帆掛け舟。
年の瀬の縁起物である。
少しずつ距離が縮まってきている二人の今後が気になるな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 峰守ひろかず
感想投稿日 : 2017年12月31日
読了日 : 2018年1月12日
本棚登録日 : 2017年11月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする