ちびねこ亭の思い出ごはん ちょびひげ猫とコロッケパン (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社 (2021年12月14日発売)
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本棚登録 : 246
感想 : 17

「白猫とおにぎり」
何度謝っても足りない。
もしもと言い出したらきりは無いが、準備万端で冒険に出て限界だと気づいた時に終わりと言えていたら変わったことはあるかもな。

「黒猫とラーメン」
悲しみに暮れた日々に。
離れたからこそ相手のことを想う余裕が生まれたのかもしれないが、いつまでも続くと思わず行動していれば想い出は増えてたかも。

「サバトラ猫とみそ汁」
唯一の家族であったが。
どんな出会いであろうと共に暮らしていた者であったからこそ、話すことにより別れが来てしまうのが嫌だったのではないだろうか。

「ちょびひげ猫とコロッケパン」
強いと思い込んでいた。
子供の前で弱い姿を見せずに最期まで頑張っていたからこそ、何歳になっても会うことで安心できると思っていたのかもしれないな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 高橋由太
感想投稿日 : 2022年12月15日
読了日 : 2022年12月16日
本棚登録日 : 2022年12月15日

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