(P[み]6-1)金沢古妖具屋くらがり堂 (ポプラ文庫ピュアフル み 6-1)

  • ポプラ社 (2020年2月5日発売)
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感想 : 14

「初出勤日の野鎌」
全ての始まりは不注意から。
バイトの勧誘より前に話しておくべき事であり、非があるとしたら最初に壺を割ってしまった事だけでは。

「唐傘お化けの憂鬱」
メジャーではあるが諸説が。
確かに実際に詳しく教えてと言われても、何となくのイメージや色んな情報が混じった回答になりそうだな。

「笑うツチノコ」
からかうだけからかって。
手のひらの上で踊らされたというのは、まさにこの事ではというぐらい妖具からしたら単純だったろうな。

「狐の嫁入りの後で」
ふとした瞬間に素が出る。
相手が理解のある人で良かったが、一歩間違えたら色々と大問題が起きそうな事柄ではないのだろうか。

「椿女郎と蜃気楼」
最後に見たい景色は既に。
暴走する可能性があると分かった時点で無理せず諦めていれば、悔いの残る結果にはならなかったのでは。

「約束の手形傘」
心の病みを利用した結果。
誰にも気付かれないよう本人の意志のように思い込ませるなど、本来なら存在に誰も気づかないだろうな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 峰守ひろかず
感想投稿日 : 2021年8月11日
読了日 : 2021年8月18日
本棚登録日 : 2021年8月11日

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