金田一シリーズで、大ボスもいないし古来からの言い伝えもない、割とシンプルなミステリ。大ボスらしき人はいるっちゃあいるんですが。
序盤の、事件を持ち込む女性の話から、金田一が事件に絡んでいく仮定が、さすが横溝正史というストーリー展開で素晴らしく、伝聞でそこまで詳細がわかるのかよというツッコミはさておいて面白い。
しかしその後、登場人物を若干増やしすぎた感も有り、そこで話がボケてしまったのは残念。
とはいえ、最後にはどんでん返しが繰り返され、大ボスはそこでそんなにあっさり解決してしまって良いのか?というところは有りましたが、楽しんでいるうちの幕切れで非常に小気味良く読める1冊となっている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2015年10月19日
- 読了日 : 2015年10月19日
- 本棚登録日 : 2015年10月19日
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