柊先生の『星の瞳のシルエット』をリアルタイムで読んでいた、りぼんっ娘だったけど『耳をすませば』は記憶に残ってなかった。ごめんなさい!映画『耳をすませば』近藤監督との対談を読めばまんがは連載4回での早期切り上げだったとは。恋愛まんが花盛りのあの頃のわたし、りぼんっ娘たちには、彼とは同志のような関係で、女の子が自分の夢を見つけて、自ら道を切り開いていく的なストーリーは、まだまだ受け入れられる状態じゃなかったみたい。ジブリ映画の『耳をすませば』が大好きだから、改めて原作を読んでみたけれど、えー面白いよ。それに地球屋の店内の様子なんかアンティーク雑貨屋さんのようで素敵。バロンがずっとお店にいる理由も分かったし……本当はこのお話の中で恋人に逢わせてあげたかったな。このストーリーの良さ、あの頃のわたしには分かんなかったんだなぁ。この原作、宮(宮崎駿)さんが想像を膨らませた物語と「ストーリーが違う」と怒り出したらしいけど、このくだり読んだ途端、プロデューサーの鈴木さんの当たり前です!ってツッコミに笑っちゃった。わたし的にはラストは映画の方が好み。聖司が雫に愛の告白を叫ぶとこが実はお気に入りなのだ。原作よりも思い切った告白!次は映画『猫の恩返し』の原作を読みたいな。バロンの恋人とのお話出てくるかな?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画・アニメ・雑誌・ノベライズ・コミカライズ・CD
- 感想投稿日 : 2016年8月17日
- 読了日 : 2016年8月17日
- 本棚登録日 : 2016年2月15日
みんなの感想をみる