貞子さんのエッセイは大好きです。下町育ちの気っ風のよさが文章に表れています。お料理を丁寧に作られ、家の掃除を自ら行い、普段の暮らしを大切にされているところに、とても好感がもてます。身の丈にあった暮らし、暮らしに必要なだけの最小限で、今の自分にふさわしい、個性のある人間らしい生活・・・女優さんなのに、そんな言葉が上辺だけのものじゃないというのがエッセイを読めばよくわかります。巻末に掲載されている『女優に関する十二章』には私たちに知ってもらいたい若い女優さんたちの大変さを書かれています。貞子さんの優しさがこもってますね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学:著者さ行
- 感想投稿日 : 2017年9月3日
- 読了日 : 2017年9月3日
- 本棚登録日 : 2017年9月3日
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