『人魚は空に還る』シリーズ、そしてこの『クラーク巴里探偵録』と読みました。これらの作品の時代と時代の隙間の薄暗い雰囲気、好きです。淡々と解決されていく日常の謎解き、その裏で刻々と進んでいく裏切り。一度は暗闇に閉ざされたハルだけれど、また顔を上げることが出来てよかった。孝介の気持ちは深く描かれてないけれどハルを大切に想う気持ちがちゃんと伝わってくるのが、やっぱり三木さん。お気に入りの作家さんを見つけて最高な気分。
読書状況:読み終わった
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日本文学:著者ま行
- 感想投稿日 : 2016年9月2日
- 読了日 : 2016年9月2日
- 本棚登録日 : 2015年11月20日
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