いきなり飛ばされたRPGのような異世界で、願いを使って家を建て綺麗になり庭を作る牧歌的な感じにわくわくして、終盤の捕らえられたりする辺りではハラハラした。壮大にも出来そうなのに、夕月の願いが食べ物とか図書館とか何となくこちゃこちゃとちんまりしているから身近に感じる。コピーだからとはいえ、異世界での人生に最後にはかなり馴染んで元の世界に対する執着が然してない感じに、さらりと表層だけで殊更な理由描写はないけれど元の世界での希望のなさが見える気がして親近感があった。異星人的な存在のフルムメアがちょっと気になる。
読書状況:読み終わった
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2016年
- 感想投稿日 : 2018年10月17日
- 読了日 : 2016年2月17日
- 本棚登録日 : 2018年10月17日
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