語り口、描写のシンプルさ、使用されるイメージも好み。ただ、終盤にちょっと調子はずれの語りがあるのだが、あれはこの時期のラテンアメリカの流行りみたいなものなのかな?それとも主人公の矮小さを示すものか?
バートンは千一夜物語に自作の物語をこっそり書き加えた、というエピソードを何となく思い出した。そしてそのエピソードよりも詩的。
---
【メモ】
・「去年マリエンバートで」のきっかけになった作品らしい(未見)。
・マリエンバート繋がりでロブ・グリエも未読。
・テーマである不死性に関してイマイチしっくりこなかったら、「ボルヘス、オラル」を読んでみるといいと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年1月2日
- 読了日 : 2011年12月25日
- 本棚登録日 : 2011年12月23日
みんなの感想をみる