モレルの発明 第2版 (フィクションの楽しみ)

  • 水声社 (2008年10月1日発売)
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本棚登録 : 308
感想 : 34

語り口、描写のシンプルさ、使用されるイメージも好み。ただ、終盤にちょっと調子はずれの語りがあるのだが、あれはこの時期のラテンアメリカの流行りみたいなものなのかな?それとも主人公の矮小さを示すものか?
バートンは千一夜物語に自作の物語をこっそり書き加えた、というエピソードを何となく思い出した。そしてそのエピソードよりも詩的。

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【メモ】
・「去年マリエンバートで」のきっかけになった作品らしい(未見)。
・マリエンバート繋がりでロブ・グリエも未読。
・テーマである不死性に関してイマイチしっくりこなかったら、「ボルヘス、オラル」を読んでみるといいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年1月2日
読了日 : 2011年12月25日
本棚登録日 : 2011年12月23日

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