読み直したさ:★★☆
責任論。
カントにおける「自由」。
カントにおいて、他者は「物自体」として登場する(という読みをする)。
因果関係(形而下)を遡及するだけでは責任(形而上)は明らかにならない。
刑事責任を考える場合、「自由」な意思によって行為に及んだというためには、「自然的・社会的因果性」を「括弧に入れる」必要がある。決定論からの脱出。
〈感想〉
倫理学を総ざらいするものではないが、著者の感心からみる責任論は非常に面白い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
倫理学
- 感想投稿日 : 2016年2月24日
- 読了日 : 2016年2月24日
- 本棚登録日 : 2015年12月9日
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