しずくの首飾り

  • 岩波書店 (1975年9月26日発売)
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本棚登録 : 164
感想 : 32
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ジョーン・エイキンが描いてみせてくれる魔法は、奇想天外でなんて自由なんだろう。 

雨を操り、雲に乗り、アップルパイの島で暮らし、パッチワークの掛けぶとんも空を飛ぶ。
ギリシャ人、アイルランド人、フランス人とインド人の4人組の音楽家はスラヴ民話のバーバー・ヤガーの家を手にいれる。

どのおはなしも、困難や意地悪にあっても最後はしあわせを手につかむ。安心して読んでいられる。
物語は「解決不可能な問題や耐え難い現実にたえず直面しなくてはならないという現実と折り合いをつけることを助ける方法として用いられてきた」とジョーン・エイキンは語っています。

現実が辛いとき、物語の中に入ってみよう。
逃避ではない。新たな力が湧いてくるかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月27日
読了日 : 2021年5月20日
本棚登録日 : 2017年3月28日

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