ジョーン・エイキンが描いてみせてくれる魔法は、奇想天外でなんて自由なんだろう。
雨を操り、雲に乗り、アップルパイの島で暮らし、パッチワークの掛けぶとんも空を飛ぶ。
ギリシャ人、アイルランド人、フランス人とインド人の4人組の音楽家はスラヴ民話のバーバー・ヤガーの家を手にいれる。
どのおはなしも、困難や意地悪にあっても最後はしあわせを手につかむ。安心して読んでいられる。
物語は「解決不可能な問題や耐え難い現実にたえず直面しなくてはならないという現実と折り合いをつけることを助ける方法として用いられてきた」とジョーン・エイキンは語っています。
現実が辛いとき、物語の中に入ってみよう。
逃避ではない。新たな力が湧いてくるかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年5月27日
- 読了日 : 2021年5月20日
- 本棚登録日 : 2017年3月28日
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