この地球を受け継ぐ者へ: 人力地球縦断プロジェクトP2Pの全記録

著者 :
  • 講談社 (2001年5月1日発売)
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本棚登録 : 185
感想 : 28

かなり個人的な話になりますが。。
この本と出会ったのは、高校3年受験生の夏休みに、勉強していた図書館の中で勉強に飽きてぶらぶらしていて笑、何となく手にとったのがきっかけでした。
「P2P」とは「Pole to Pole」の略で、2000年に行われた北極点から南極点までを一年をかけて人力で世界各国から集まった若者が旅をするという国際プロジェクトです。
この本は、そのプロジェクトに参加した石川直樹さんの日記で構成されています。
世界各国で出会う人、風景。
若者8人の中での人間模様。
過酷な人力での旅。
それらが飾りのない石川さんの文章で綴られていて、当時受験生で閉塞感ただよう毎日を送っていた私には大いに刺激になり、「世界って広いし自分次第でいろんなものが見られるんだ」と思わせてくれた本です。
この本を読んだときに感じたわくわくした気持ちを、ずっと忘れたくないなと思います。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ルポルタージュ・ノンフィクション・ドキュメンタリー
感想投稿日 : 2012年12月6日
本棚登録日 : 2012年12月6日

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