ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)

  • 小学館 (1974年7月31日発売)
4.09
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本棚登録 : 1574
感想 : 181

なぜか皆さん挙げていないようなので、挙げてみます。
てんとう虫コミックスを全巻ではないですが98%くらいを持ってました。
たぶん各巻十回以上読んでます。
読むたびに、こんな道具があったら自分だったらこうするなあ、という空想をするのがとても楽しかったです。

ちなみに、ドラえもんは単なる子供向け漫画かと思いきや、大人が見るとびっくりするようなブラックユーモアを兼ね備えていたりします。

たとえば、のび太としずかちゃんのこんなやりとり:

のび太「一緒につくろうよ」
しずか「何を?」
のび太「赤ちゃん(いい笑顔で)」
しずか「変な冗談はやめてよ!」
⇒のび太ぼっこぼこにされる
のび太「何で怒るの?!女の子の気持ちが理解できない」

「人間製造機」、より。
これは、ドラえもんの道具で、人間を構成する各種元素を投入すれば、赤ちゃん(=人間)が造れるという、若干マッドな未来道具なのですが、初めて読んだときは、のび太の言うとおり、なんでしずかちゃんが怒るのか理解できなかった・・・
大人になって読むと、意外なブラックユーモアがあちこちに見受けられて、思わずニヤニヤしてしまいます。

ちなみに藤子F不二夫氏の描くブラックユーモアは、絵柄はやさしいですが、内容はガチでヤヴァイです。
⇒SF短編「ミノタウロスの皿」、「絶滅の島」など。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2013年3月26日
本棚登録日 : 2013年3月26日

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