アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」 東條英機 処刑の日 (文春文庫 い 17-17)

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  • 文藝春秋 (2011年12月6日発売)
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感想 : 46

読んだきっかけは、「東京都は知事も副知事も作家って面白い」「でも猪瀬直樹ってどんな小説を書いているんだろう」という疑問でした。
タイトルはいかついですが、アウトプット勉強会の「失敗の本質」より100倍くらい読みやすいです。
戦争が終わったその日から、アメリカ(マッカーサー)はどういう意図で日本を占領し、何故昭和天皇を東京裁判にかけることを全力で避け、何故東条英機は12月23日に処刑されたのか、という筋書きです。現在の日本の成り立ちも、結構よくわかります。
読んでみると、「作家と政治家」という、職業がすんなり結びついた気がします。というようなことをツイートしたら、猪瀬直樹さんから「歴史認識が羅針盤です」という返信をいただきました。歴史好きにとって、歴史を現在に生かすことができるのか…というのは永遠のテーマだと思うので、非常に興味深かったです。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2012年10月3日
本棚登録日 : 2012年10月3日

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