午後の足音が僕にしたこと (光文社文庫 う 13-4)

著者 :
  • 光文社 (2003年12月9日発売)
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22編の短編集。初めは、互いに関連のないイメージの羅列のような感じだったのが、次第に「この“僕”と“僕”は同一人物かな?」と思う話が続き、最後の「あとがき」まで読んで一連のビーズのような話の連なりが見えます。でも、やっぱり関連のないお話たちもあって。図書館の地下、バリ島ビーチ、パタゴニアの牧草地帯。ゆったりとした時間の流れを感じられる短編集でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(現代・一般)
感想投稿日 : 2007年3月16日
読了日 : 2007年3月16日
本棚登録日 : 2007年3月16日

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