先日、荻原浩を読んで思い出し、久しぶりにトニー・ケンリックに手を出しました。
10数年ぶりの再読です。確か2000年ごろに本棚をデータベース化したのですが、その時にはもう手元に無かった本。面白かった記憶だけは強くあるのですが、細かい所は全く覚えてません。ちょうど良い機会なのでAmazonで古本を購入しました。
読んでいるうちにどんどん思い出してきます。どうもかなり何度も読み返しているようです。戦闘の舞台となる山小屋周りの地図。小屋の前が広場で、両端の林の中に小道があって。。。。
ところが、ある人の紹介文の中で「この世で最もばかばかしい話を読みたければ、ケンリックの小説を読んでほしいと思います。」と書かれたあのスラップスティックはあまり表に出てきません。もちろん奇妙な可笑しさは随所にちりばめられているのですが、ユーモア路線からシリアス路線への転換点あたりの作品なのかな。
はっきり言って最近は全く手にしなくなったアクションものですが、それでもとても良くできた作品で、見事な落ちも準備されていて、非常に楽しく読めました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アクション
- 感想投稿日 : 2015年10月1日
- 読了日 : 2015年10月1日
- 本棚登録日 : 2015年10月1日
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