お尋者 物書同心居眠り紋蔵 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2002年6月14日発売)
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本棚登録 : 104
感想 : 10
3

あれあれ。
このシリーズの最大の魅力は主人公のキャラです。「居眠り」という奇病を持つために「例繰り方」という日陰に追いやられた主人公。しかし、そうした境遇にもかかわらず毅然として問題を解決する。ただ、その裏にはやはりどこか日陰者の雰囲気がただよって。。。
でも、今回の作品では主人公が妙に自信たっぷりというか、何か日陰者の感じがしないのです。もちろん居眠りという奇病を周りの人間がからかったりするのですが、にもかかわらず、堂々と表に出て勝負してる。
話そのものは十分面白いのですが、他の捕り物帳との差が無くなって来た。そんなところが少し残念です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代
感想投稿日 : 2017年11月10日
読了日 : 2003年7月3日
本棚登録日 : 2017年11月10日

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