「とにかく読み終える」をモットーにしているのですが、何度も放り出したくなりました。
BL、ラブコメ、妄想爆裂のラノベ、パリなら何でも素晴らしいというパリ熱、ファッションブランド至上主義、何一つ私の感覚には会いません。一つ二つなら良いんですけどね、主要要素のほぼ全てですから。それでも何とか最後まで読んだのは、読み終えるモチベーションを得ようと読んだ何人かの書評に主人公のリトグラフに対する情熱についての言及があったから。でも、それについてはほんの僅かしか書き込まれていません。この人達も他に褒めるところが無くて挙げたのかな。
最後は流石にしっとりと締めましたが、現実に開催された美術展とのリンクもあって(本当は小説が先にあって、後から展示会を思いついたようですが)「なんや、展覧会の宣伝用小説ですか」みたいな興醒めも感じてしまいました。
パリが好きで、ブランド好きで、ラノベ好きならお勧めです。
読書状況:読み終わった
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一般
- 感想投稿日 : 2018年3月11日
- 読了日 : 2018年3月10日
- 本棚登録日 : 2018年3月11日
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