最初から最後まで主人公バクダットの使者の紀行文、それも逸散した文献を寄せ集め、それに学者が解説をつけたという形式で語られる。それなりにリアリティを出そうとする試みなのだろうが、それほどの効果が得られたとは思えない。むしろ読みにくさを感じるほうが多かった。
最後にアッと驚かせようという嗜好があるのだが、これもさほどの感動するようなものではありませんでした
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史・時代
- 感想投稿日 : 2017年11月16日
- 読了日 : 2001年6月17日
- 本棚登録日 : 2017年11月16日
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