草笛の音次郎 (文春文庫 や 29-4)

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年4月7日発売)
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本棚登録 : 236
感想 : 19
3

いわゆる股旅物ですね。それに捕物も織り交ぜて。
ヤクザと言うより任侠の世界。しかも主人公が若くて母思いの良い男ですから、カラッとした感じでまずまずの爽快感はあります。
でもその分、深みがないというか、私が時代物に求めるしっとりとした情緒は感じられません。ストーリーそのものもゴチャゴチャした感じですし。気楽に楽しむ小説、そういった評価でしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代
感想投稿日 : 2017年10月30日
読了日 : 2006年5月22日
本棚登録日 : 2017年10月30日

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