かなりのインパクトでした。
桜井亜美という作家の名前は知っていましたが、若い女性作家が同世代相手の本を書いている位の認識しかありませんでした。
インターネットで調べたところ、桜井亜美さんは覆面作家だそうですが、他の人も書いていたように、かなり老練な(とはいってもそれなりに若い)作家さんのように思えます。特異な文体。ストーリーやプロットの正確さ。感性だけで書き上げられるものではなく、その上にちゃんと計算が乗っています。
とは言え、丁度私たちが若い頃の庄司薫や柴田翔のように、新しい感性と手法をもって登場した作家さんのようです。なかなか楽しく読ませてもらいました。
こういった新しい作家さんに会えるのも古本屋の良さですね。
何せ100円。当たらなくてもイイや!と勢いで購入できます。
読書状況:読み終わった
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一般
- 感想投稿日 : 2017年11月8日
- 読了日 : 2004年1月23日
- 本棚登録日 : 2017年11月8日
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