闇の予言

  • ほるぷ出版 (2018年11月7日発売)
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本棚登録 : 46
感想 : 2
4

アポロンと5つの神託、第二巻です。
これまでのシリーズは1巻1年と言う流れでしたけど、本作はもっと短期間のようですね?1巻はメグとの出逢いからパーシーがやって来る週末までの1週間でした?? つまりまだ冬??
その辺りが曖昧です。

前回脳内ボイス、アルテミスは岩永哲哉さんと書きましたが、菊池正美さんも混ざってるかも知れません。

今回登場する神話の登場人物、初めて名前を聞く人物も多かったです。スマホで調べてもあまり情報出てこず。誰々の娘、誰々の弟、くらい。気になります。

前作もそうでしたが、アポロンの自己愛があっての自己反省。成長っぷり。このキャラクター性だからこそ読者もしんどくなりすぎず、かと言って軽くもなりすぎない、絶妙な匙加減と思います。

トロポニオスは逆恨みと思ってしまいますけれど、“実の親に救われなかった”と言うのが大きいのでしょう。しかし泥棒を働いたのを神が助けると言うのも何だかなぁ、と思ってしまいます。寧ろ親だからこそ厳しくすべき場面のような……。もやもや。
と、思っていたら作中で回収されてかなりスッキリ。

表面上はヘタレアポロン。時々見せる神の姿、ギャップが狡いですね。かっこいいだけでキマらずオチがついてるところも好感もてます。
内面がどんどん豊かに、人間味を帯びていますね。
生き物に対しての情も深い。

そして、懐かしい人物(?)も再登場で3巻も楽しみ!

恒例の脳内再生ボイス。
コンモドゥス:古谷徹さん
リュティエルセース: 玄田哲章さん
ブリトマルティス: 弓場沙織さん
ジョゼフィン:高乃麗さん
エミー: 山口奈々さん
リオ:潘めぐみさん
シャラ:朴璐美さん
ジェイミー: 東地宏樹さん
メグ: 日高里菜さん
タレイア: 小清水亜美さん
トロポニオス:緑川光さん

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年6月11日
読了日 : 2020年6月11日
本棚登録日 : 2020年6月10日

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