最強の入門書だろうな。
浄土真宗に限った話ではなく、宗教そのものを考えさせられる。
内田さんの思いがけない切り口と、釈徹宗さんの仏教解説、けっして完全一致せず、どこか微妙なズレがありもどかしい。しかし、そのなかに共通部分を見出したとき、宗教の輪郭が浮かんでくるような気がする。
「縁」にはじまり、因果律と宿命、善性と邪悪、様々なことを論じる中でところどころに、はっとさせられる論理が顕れる。これはすごい。
自身の中に根付いている(かもしれない)宗教性を発見させられた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2011年2月28日
- 読了日 : 2011年2月28日
- 本棚登録日 : 2011年2月28日
みんなの感想をみる