詩が「立ちあがる」ということを深く考え(感じ)させてくれる一冊です。あるかなきか、かすかなものを捉えようとしては、ゆびとゆびのあいだをすり抜けていってしまうような言葉たち。詩は、冬の夜に吐く、白い息のように儚いものなのかもしれない。けれどもやはり、詩人は書き、刻み続けるのですね。詩とは何か、というよりも、戦後とは何か、を問い(想い)ながら私は最後まで読みました。
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- 感想投稿日 : 2021年12月23日
- 読了日 : 2021年12月23日
- 本棚登録日 : 2021年12月23日
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