若さま同心シリーズの第13弾にして、とりあえずの完結巻です。
とりあえずって言うのは、どうも新・若さま同心シリーズがあるみたいだから。
尾張徳川家の罠にハマり正体がバレてしまった若さまは下級公務員を引退。
最後の対決で勝利したけど、何のために戦うのか、自分は何のために生きているのかわからなくなってしまいます。
最後の章は明治維新後に飛んでいて、幕府が瓦解したことから晴れて身分を偽らずに警視庁で公務員をしている元気な若さまが描かれていました。
お寅さんと親子対面できたし、結果的にやよいちゃんと結婚できたし、めでたしめでたし。
これで若さまがお佐紀ちゃんと結婚してたら、ドラクエⅤでビアンカちゃんじゃなくてフローラちゃんと結婚したような残念感が漂っていたでしょう。
気持ちの良いエンディングでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2012年6月29日
- 読了日 : 2012年6月29日
- 本棚登録日 : 2012年6月29日
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