ルブランさんの原作を南洋一郎さんが翻訳・リライトしたルパンシリーズの第15弾。
今回はルパンが緑色の目を持つ美少女に一目惚れして、彼女を追いかける悪いおじさんたちから守ってあげるお話でした。
しかし、違和感が2つ。
①ルパンが自分好みの美人は絶対に悪いことをしないと見た目で速攻判断すること。
②美少女が悪事を働いたトリックの大部分が「彼女は精神的に参っていて催眠状態になっていた」とするもの。
美人だったら良い人なのか?
これがお顔が不自由な中年のオバさんだったら、彼女のピンチを救わなかったのか?
苦労人のお嬢さんがそう簡単に「催眠状態」ってかなり無理があるんだけれど…。
シリーズを通して、ルパンは美人ばっかり相手にするんだよね。
まぁ、それが理想なんだろうけどね。
ちなみに彼女が一族から引き継いだ遺産は湖の底に眠る古代ローマ都市の遺跡でした。
これってルパン三世の『カリオストロの城』だよねぇ…。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国文学
- 感想投稿日 : 2016年11月26日
- 読了日 : 2016年11月27日
- 本棚登録日 : 2016年11月26日
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