茶渡泰虎(チャド)が表紙であるが、話の筋的には石田雨竜との対峙が主である。『BLEACH―ブリーチ―』は虚(ホロウ)を退治する死神の能力を身につけた高校生、黒崎一護(くろさき いちご)と仲間の活躍を描いた漫画である。『週刊少年ジャンプ』で連載され、アニメ化もされた。
一護と対面した雨竜は非常識かつ危険な行動に走る。最初に読んだ時は、危ない人間、自己の能力を過信した人間というマイナス評価であった。しかし、最終回まで読み、滅却師(クインシー)の因縁を知れば多少は理解できるようになった。死神と滅却師には非常に深い因縁があった。
この巻では井上織姫やチャドも能力に目覚める。主人公の仲間達の戦い方が固まる画期となる巻である。戦いの中でキャラクターの回想が入る展開は今後も多用される。正直なところ、次から次へと登場する破面(アランカル)や星十字騎士団(シュテルンリッター)が毎回、回想しても食傷気味である。生活の形態も現代人とはかけ離れており、感情移入しにくい。それに比べると主要な脇役である井上やチャドの回想は読み応えがある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2022年3月1日
- 読了日 : 2022年3月1日
- 本棚登録日 : 2022年3月1日
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